夜行列車事件
原作 大迫純一
北海道行の夜行列車へ乗車した金田一七四は、そこで幼馴染の棚町薫と再会した。何か思うところがあって苦悩する薫を理解しつつも、何をいうべきか悩む七四は自分の寝台でいつの間にか眠ってしまっていた。
そして、目が覚めると乗員乗客のほぼ全員が突如として消失していた。
荷物や靴だけが残された異様な車内で、今まで解決してきた超常的な事件の匂いを感じ取る七四。
七四はそこでアイドルの白坂小梅と資産家の西豪寺忠三、そして科学者の倉田直道と出会う。
果たして、七四は夜行列車で発生した集団消失の謎を解き明かし、無事に脱出することができるのか。
第一話
そして誰もいなくなった
原作 アガサ・クリスティ
不吉なマザーグースが伝えられる歌島に漂流した金田一耕助。
アメリカに滞在中、ある事件に巻き込まれ、薬で体を小さくされた耕助は、豪華客船「オリエンタル号」に乗り合わせていた。
集められたのは、それぞれが何らかの事情を抱える11人。耕助を含め12人が「U.N.オーエン」という人物から送られてきた招待状を片手に「歌島」へとやってきた。
そして、夕食後、招待客たちの前でU.N.オーエンから「罪状」が読み上げられる。その後、招待客の一人が苦しみだし、絶命した。それはマザーグースに見たられた死だった。
一人目の死を合図に、翌日から第二、第三の殺人事件が起こる。
金田一耕助がミステリーの巨匠が作り上げた罠に挑む。
第一話
時間城殺人事件
原作 北山猛邦・綾辻行人
謎の招待主「クロノス」によって集められた才能と未来ある若者たち。
スキップマンという怪人の怪談話や時空の鍵と呼ばれる謎のオブジェクトが伝わる時間城には、水谷絵理も招待されていた。絵理の護衛として同行した金田一七四は、父親の代理で招待を受けた妹の金田一八九と再会する。
晩餐会の翌朝、メイドの首無し死体が発見された。ミスター・クロノスの巧妙な時間を用いた殺人劇の始まりだった。
七四とオール・ド・ブランの因縁、そしてクロノスの真の目的とは？
北山猛邦の大胆なトリック、綾辻行人の巧妙な罠、そして七四と母親の過去が今明らかになる。
第一話